ブロックプリントのためのリノカットプレス選びガイド

卓上でブロックプリントを楽しむためのリノカットプレスを選ぶとき、どこから考えればよいのでしょうか。何しろリノカットプレスにはさまざまな種類があり、検討すべき点も少なくありません。メーカーもいろいろで、凸版印刷用プレスのサイズ、重量、品質、価格も幅があります。扱いやすく持ち運びやすいものもあれば、大量に刷る版画家向けのものもあります。あるいは、非常に複雑なリノカット作品に取り組むアーティスト向けのものも。このガイドでは、私自身が調べたさまざまなリノプレスの種類と、それぞれの特徴をお伝えします。あわせて、卓上での凸版印刷に使える手ごろな代替手段や、リノカット作家に役立つ道具もご紹介します。

作業台に置かれた Ritualis Press A3サイズのプレス


新しいリノカットプレスを選ぶ

一般に、新しいリノカットプレスを選ぶとき、まず気になるのは価格、構造、使いやすさ、そして実際に使った人の声でしょう。これらは、はじめての方にも、趣味の方にも、プロのリノカット作家にも共通する出発点になります。

次に考えたいのは、刷る量、用紙サイズ、デザインの複雑さ、そしてその道具ならではの機能です。たとえば Ritualis Press のリノカットプレスだけが備えるデュアルレバー方式。あるいは、各機の下板に刻まれた独自のセンタリングラインです。他社の製品にはこうした機能がないため、Ritualis Press の製品は他にはない存在になっています。

こうした独自の機能は製品同士を見分ける手がかりになり、リノカットプレス選びをずっと分かりやすくしてくれます。

人気のリノプレスと Ritualis Press を比べる

Woodzilla Press や Pookie Press、あるいは Amazon や Etsy などのマーケットプレイスで売られている人気のリノカットプレスと同じく、Ritualis Press のコレクションもアーティストに多くの選択肢を用意しています。Ritualis Press には複数のサイズの機種があり、ブロックプリントを手で擦って刷るための木製・ガラス製の版画用バレンという選択肢もあります。ただ、Ritualis Press をもっとも際立たせているのは、一つひとつの製品を唯一無二の美しいものに仕上げようとする姿勢かもしれません。Ritualis Press のリノプレスと版画用バレンは、使いやすさとデザインの両方で応えてくれます。私のような趣味の人にも、プロの版画家にも役立つ機能を備え、どんなホームスタジオやリノカットの作業空間にもよく似合います。

比べたい機能

他にないデュアルレバー方式

先に挙げた Woodzilla Press や Pookie Press など、人気のブロックプリント用プレスの多くは圧力をかけるレバーが1本ですが、Ritualis Press のリノプレスはデュアルレバー方式です。この方式は凸版印刷での快適さを最大限に高めてくれます。両手を置いて体重をかけるだけで、リノカット作品に完全に均一な圧力がかかります。動きが非常になめらかなので、どの一枚にもむらのない圧力をかけられます。インクが紙にうまく写らないという失敗もなく、凸版印刷全体がより速く、より簡単になります。

デュアルレバーの Ritualis Press A3リノプレスで刷るアーティスト

レーザー刻印のセンタリングライン

Ritualis Press のリノカットプレスならではの、もうひとつ評価の高い特長が、美しくレーザー刻印されたセンタリングラインです。このラインは各機の下板に方眼を描き、紙を正確に配置できるようにします。おかげで、紙を圧盤のちょうど中央に置くのがすばやく、手間なく行えます。寸法を測る必要はありません。この方眼は、A5からA4、A3まで、すべてのリノプレスで正確さを保証してくれます。

Ritualis Press リノプレスの下板にレーザー刻印されたセンタリングライン

さまざまなリノカットプレスのサイズ

ご自宅でもアトリエでも使えるリノカットプレスを選ぶにあたり、Ritualis Press では3つのサイズをご用意しています。プレスのサイズが、刷れる最大サイズ(用紙サイズ)を決めます。いちばん小さいA5から、標準のA4、そしてもっとも大きいA3までです。どの機種も手作りで、持ち運んで凸版印刷を楽しめます。

A5サイズのリノプレス

小さくてかわいいだけでなく力強い、Ritualis Press のA5リノカットプレスは、コンパクトで持ち運びやすく、どこでも凸版印刷を楽しめます。小さめのサイズを手刷りするのに最適で、伝統的なブロックプリントにも対応します。シングルレバー式に比べて効率を高めるデュアルレバー方式と、独自のレーザー刻印センタリングラインを備えています。これらに加えて、刷りながら圧盤の傾きを調整できることも、A5プレスが人気を集めている理由です。とくにコンパクトで扱いやすい点をお客様に評価いただいており、趣味の方にもプロの方にも向いています。

Ritualis Press A5リノカットプレス

A4サイズのリノプレス

中判のリノプレスをお探しなら、A4リノカットプレスがアトリエ、ご自宅、別荘、屋外の作業スペースによく合います。A5プレスと同じく、A4もほぼ同じくらいコンパクトで、同じように持ち運べます。アトリエの棚にもすっきり収まり、使わないときは戸棚にしまっておけます。アーティストの視点で設計されているので設置も手早く簡単で、Ritualis Press ならではの機能のおかげで操作はさらに楽です。中判サイズのリノカット、木版画、活版印刷、テキスタイルプリント、ブロックプリントなどに最適な一台です。

Ritualis Press A4リノカットプレス

A3サイズのリノプレス

Ritualis Press の版画用リノプレスでもっとも大きいのがA3リノカットプレスです。A3は大きなサイズの凸版印刷に最適でありながら、A6、A5、A4にも対応します。版画の幅広さを考えるなら、この場合サイズはやはり重要です。A3はブロックプリント、テキスタイルプリント(衣類やバッグなど)、木版画、活版印刷、植物や花の押し葉づくりにも人気があります。あなたの創作と版画技法のすべてに応えてくれる一台です。

Ritualis Press A3リノカットプレス

プレスの素材とデザイン

Ritualis Press のリノカットプレスはすべて、スチール、合板、オーク材を組み合わせて作られています。素材とデザインが合わさることで、見た目の心地よさだけでなく、たくさん刷っても長持ちする耐久性と、複雑なデザインでも扱いやすい凸版印刷が実現します。

Ritualis Press リノカットプレスのディテール
  • 木製ハンドル付きのスチールレバー2本:なめらかな木のハンドルが自然な握りをもたらし、スチールレバーで刷りに圧力をかけられます。
  • 木製圧盤:どのプレスも、対応する用紙サイズより左右それぞれ1 cm大きい木製圧盤を備えています。
  • 粉体塗装のスチールフレーム:各機のフレームには粉体塗装が施され、耐久性が高く、お手入れも簡単です。
  • フラットバー鋼:厚さ5 mmのフラットバー鋼により、総耐荷重は100 kgまでとなっています。
  • 滑り止めのゴムストリップ:すべてのリノカットプレスの底面にはゴムのストリップが付いています。滑りを防ぎ、作業面を傷から守ります。

リノカットプレスの重量と寸法

もっとも重い機種でも約11 kg(9.5 lbs)なので、どのモデルも楽に持ち運べます。アトリエでも、刷るのに必要な分だけの場所で済みます。たとえば、次のような仕様です。

木製・ガラス製のバレンを使う

リノカットプレスに代わる選択肢として、Ritualis Press では天然木の版画用バレンや、チェコの職人が手がけるガラス製のバレンもご用意しています。どちらも Ritualis Press の他の製品と並べて美しく、バレンでブロックプリントを手擦りするのに適したデザインです。ガラス製バレンは、この手仕事に情熱を注ぎ、美しさに目の利くチェコのガラス職人が手作りしています。ガラス製も木製も、手になじむ形で長時間の使用でも快適です。どちらもリノカット印刷はもちろん、さまざまな版画技法に活躍します。

やわらかな布袋付きの Ritualis Press 木製バレン

そのほかのリノカット道具とアクセサリー

プレスやバレンのほかにも、インクローラー、リノカット用インク、カッティングマット、フェルトなどをご用意しています。すべての商品を世界中へすばやく発送しており、複数のプラットフォームでアーティストやお客様の認証済みレビューをご覧いただけます。ぜひRitualis Press のInstagramコミュニティをのぞいて、リノカットプレスでの版画制作の様子を見てみてください。私のお気に入りのリノ作家たちの作品と、Ritualis Press のお客様による短い動画から、きっとインスピレーションが得られます。

Ritualis Press インクローラーを使うアーティストの手

リノカットプレスを選ぶ準備はできましたか?

多くの人にとって、リノプリントは儀式です。Ritualis Press の道具があれば、あなたにとってもそうなるはずです。ものづくりへの本物の情熱をもって、版画の機材と道具を手作りしています。持ち運んでも、アトリエでも、ご自宅でも、別荘の工房でも、どこに置いても美しい。そして品質と使いやすさを考えれば、価格もちょうどよいと感じます。はじめての方も、趣味の方も、プロの方も、凸版画に取り組むすべての人が、このリノカットプレスに大きな喜びを見つけられるはずです。

文:ジャスティン

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